限りなく透明に近いブルー/村上龍
初めて、村上龍の作品を読んだ。
好みではなかった、苦手な内容だった。
まず僕はゴキブリが苦手なのである。開幕やられたわけである。
けれど、読んで良かったと思う。
あまり深い感想は書けない。もともと難しい感想を書くのは苦手で、アマゾンのレビューなどでしっかりした文章で書かれた深い考察もある感想を見る度に、スゴイと思う。
本を読むたびにもう少し深くて、しっかりした感想を持てるようになればなあ・・・と思う。
この本、麻薬やらマリファナやらLSDなど色々出てくるのだが、僕の好きなロックスターたちもこんな生活だったのだろうか?だとすれば少し、ガッカリというのも変だが、ガッカリする。多分、薬漬けは薬漬けでもロックスターとこの話の登場人物とは違うと思うけれど。
『いいかよく見ろ、世界はまだ俺の下にあるじゃないか。』
『この地面は無数の家々と山と河と海を経て、あらゆる場所に通じている。その上に俺はいる。』
その通りだと思った。
世界が自分の上に来てしまったら、それって死んでしまっている。そんな気がする。
しかし、それにしてもあとがき・・・
正直なところ、最高に気持ち悪かったのだが、他の読者の方々はどう思ったのだろう・・・。