文章リハビリ

この世はクソファッキン  だけどこの世はAll you need is love. (映画と本と音楽の感想と雑記のブログ)

今が人生

落ち着いて考えてみたら、これからの半年間が就職活動の、とても大きな、大きな山場だ。けど、考えてみろ?あと6ヶ月の間に今後の人生40年間を過ごす、40年間をかける職場を、職種を決める?できっこない。自慢じゃないが、俺はこれまで自分がどういう仕事をして人生を送るかなんてほとんど考えたことが無いんだ。大体、まだ20歳だぞ?オアシスだってまだデビューしてない。どうしてこんなに決断をせかされなきゃいけないんだ。ファッキンクレイジーだろ。昔は、20年前はもっとゆったりしてたんだろ?もっと簡単に仕事に就けたんだろ?携帯電話もなくて、パソコンも無かった、そこら中に喫茶店があった時代に生まれたかった。古臭いステレオが自然に置いてある家で、CDで、レコードで音楽を聴きたかった。俺は、なんて冴えないんだろう。

けど、何を言ったってもうそんな時代はやってこない。俺は今の時代でクールに、肩で風を切って歩いていかないといけない。そうだ、俺には将来のビジョンがある。冴えない毎日を過ごしてる俺が、オアシスを聴いている間、クイーンを聴いている間、素晴らしい映画を見ている間、おもしろい小説を読んでいる間、その間だけは自分のことをクールだと思える。誰にだってそういう、自分を高めてくれる、自信を与えてくれるものはあるだろ。そういうものをまだ見つけることのできてない誰かに紹介したい、伝えたい。俺がそういうものを作れればいいんだけれど、それは正直厳しいんだ。ノエルみたいに曲は書けないし、リアムみたいに歌も歌えない。フレディみたいには、どうやったってなれない。だから、俺は橋渡しをする。極端な話、俺が個人的に糞みたいだと思ってるものでも、誰かにとってのよりどころになるのなら、喜んで橋渡しをする。そうやって人生を送りたいんだ。そういう仕事なら、真剣に探せばきっと見つかるはずだ。もうすぐ俺も21歳になるんだ。古い音楽を聴いて、映画ばかり見てフワフワしてるのも一区切りしなくちゃならないんだ。俺は生まれ変わるんだ。過ぎた時代への回顧はいったん片づけて、これからはアイホンを持って、英語を勉強して、真剣に仕事を探すんだ。そうだ、俺にはできるんだ。