文章リハビリ

この世はクソファッキン  だけどこの世はAll you need is love. (映画と本と音楽の感想と雑記のブログ)

ボルト

君はヒーローに何を見るのか?

映画「ボルト」を見た。素晴らしかった。

そこには光り輝くヒーローの姿があった。

みんなは「ヒーロー」という存在に何を見るだろうか。幼い日の思い出、子供騙しな作りもの、小さい子が見るお話、カッチョイイ、永遠の憧れ、心の中の大切な一部分。きっと一人一人、ヒーローについて思うことはたくさんあると思う。

僕がヒーローに見るものは、とてもシンプルだ。ただ単純に「勇気」だ。僕はヒーローから勇気をもらう。たくさんの、とてもたくさんの。自分はこんな風になれないかもしれない、けれどそうなりたい、ヒーローのようになりたい。そう思うこと自体が僕に勇気を与えてくれる。ヒーローが見せる光り輝く一挙手一投足が、僕に勇気を与えてくれる。ヒーローの放つ光が僕にまで届いて、僕まで照らしてくれる。

それが作りものだからって、台本があるからって、脚本があるからってヒーローがヒーローってことは変わらない。勇気をくれるってことは変わらない。だってそうだろ、フィクションでもノンフィクションでも自分の目で見たヒーローに何の関係があるっていうんだ?

ボルトは僕に、とても大切なヒーローという存在を思い出させてくれた。今の僕にとってはヒーローの形は変わって、ロックンロールスターだ。今の僕はロックンロールスター達に勇気をもらってる。今の僕にとっては彼らがヒーローなんだって、ボルトを見て思い出すことができた。とても大切なことだ。

この映画を見る頃、ヒーローのことなんてすっかり忘れてる歳の人もたくさんいると思う。もしかしたらヒーローを馬鹿にしてる人もいるとかもしれない。だけど、そんな人たちの心の中にもきっとヒーローがいると思う。ヒーローはいつでもどんな歳になってもみんなの心の中にあり続けると思う。仮面ライダーが、ウルトラマンがロックスターに変わったって、スポーツ選手・小説家・大企業の社長・画家、どんな風に形が変わったってヒーローは誰しもの心の中にあると思う。

「ボルト」を見て本当に良かった。この映画にはたくさんの勇気と優しさがつまってる。そこの君も、はやく見た方が良いよ。

映画始まってすぐ思ったのは「ボルト可愛すぎ」でその次に思ったのは「ペニー可愛すぎ」だった。オープニングのボルトとペニーが出会う場面、ほんとに美しかったなあ。

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