文章リハビリ

この世はクソファッキン  だけどこの世はAll you need is love. (映画と本と音楽の感想と雑記のブログ)

タクシードライバー

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色々なツッコミを恐れずに書きますと、この映画はようするに冴えない男が牙を磨く映画だ。

ラヴィスは基本的にはただの冴えない男でしょう。だってトラヴィスみたいな鬱屈した気持ちって、誰でも持ってるやん。誰だって持ってるやん。ちょっと憂鬱な人生を送ってる人なら何か一発カマしてやりたい、ドカンとでかい事やってやりたいなんて、誰しも考えると思う。だからトラヴィスは基本的にはただの冴えない男なんです。けど他の誰もがやらないことを、考えるだけでお終いにすることをこの人は実行した。ヒーローになった。冴えない奴がよくある妄想をして、下準備して実行する。死にかけるけど、ヒーローになってフラれた女性にも見直される。最高ですね。

最後の別れ際はこの上なく決まってますね。

やっぱり、終盤の狂気が加速しまくるシーンはやばいですね。