セレンディピティ
愛の奇跡
バイト先の先輩に勧められて見た。彼は「これはなんていうか、かなりキュンキュンするよ」と柄にもなく言っていた。ちなみに彼は26歳の男だ。僕もキュンキュンするのは大好きだ。
結論から言うとかなりおめでたい映画だと思った。はっきり言っておめでたい。今のパートナーと結婚まで話を進めながら忘れられない相手なんだったら、なぜ偶然出会ったときにあんなロマンティックな偶然、奇跡を望んだのか。なぜもっと確かな情報を交換しなかったのか。なぜあんなわずかな時間を過ごしただけの相手をそこまで想うのか。結婚するはずだった相手の気持ちは?だからこの映画はかなりおめでたい。主役2人は最高におめでたい。
けれどそれでも最後の雪の舞うスケート場のシーンは美しかったし、1つ1つの奇跡のような偶然に、はたまた運命に、かなりキュンキュンしたのも事実だ。だからもうこれは愛の奇跡と言うしかないのだろう。理屈ではなく、ただただ愛の奇跡なのだ。