文章リハビリ

この世はクソファッキン  だけどこの世はAll you need is love. (映画と本と音楽の感想と雑記のブログ)

BAGLIM/Oasis

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イッツ・オールアラウンドザワールド

オアシスの3rdアルバム「Be here now」の頃のツアーから1997年マンチェスター、G-MEXでのギグを収録したブートレグである。セットリストは2ndと3rdの良いとこどり+1stちょっぴりて感じ・・。

個人的にだが、オアシスのブートレグの中で屈指の音の良さだと思う。とにかく音の感じが良い。音質もめちゃくちゃ良いのだが、なんていうか、音の感じが良い。上手く伝わらないと思うが、音のバランスというかなんというか、とにかく感じが良い。たとえば2本のギターの音を、それぞれ区別して聴きやすいかどうかと言えば、それはもっと最近のライブの音源の方が聴きとりやすいものが多い。けれど、この「BAGLIM」は全体のバランスがめちゃくちゃ良い感じです・・。もう良い感じとしか言えません・・。

ギグの内容はというと、リアムもノエルも絶好調、伴奏も2ndの頃よりパワフルに、そして安定してる。しかしなんちゅーてもリアムの歌が見事で、「Stay young」なんてリアムのボーカルが伴奏をグイグイ引っ張ってて、もう何でもかんでも突き抜けていきそうな歌声。

なんとなく、少し野太くなったリアムの声はこの頃からすでにちょっとだけ高音(ていうかリアムの中で1番高い音)が出づらくなってたのか?と思うところもあるのだが。しかし、それでもよりパワフルになったリアムのボーカルはライブ終盤までぶっ飛びの出来で、ライブ本編ラストを飾る「All around the world」での歌唱はもう最高としか言いようがありません・・。次のツアーからは見事にセットリストから外れていく3rdアルバムの楽曲たちだが、「All around the world」は正直、セットリストの定番になっていて欲しかった。ただ単に個人的にお気に入りの曲だからというのもありますけど!

「Don't look back in anger」は、サウンドボードだけれどぶっといギター2本の音の隙間から聴こえてくる感じで観客の合唱も入ってますのでかなり良い感じです。ノエルはまだこの頃はちょくちょく音外しながら、だけど最高としか言えない感じで歌っている。

ブート屋とかで見かけたら即買いでオーケーって感じです。