文章リハビリ

この世はクソファッキン  だけどこの世はAll you need is love. (映画と本と音楽の感想と雑記のブログ)

美女と野獣(1991)

美女と野獣 スペシャル・エディション (期間限定) [DVD]

ただよう二人

世界を見ようと胸をはずませて

久しぶりに観たんですけどね、もう本当にこれは素晴らしいですよ。

もう、泣いたよ・・・。

何が素晴らしいって、野獣ですよ。王子ですよ。

あいつは何不自由なく暮らしてたわけでしょう。それが突然、絶望の縁に落とされたわけでしょう。

自分の見た目を恥じて、誰にも会いたくなくて、なんにもしたくなくて。何もできなくなって。

「自分はこのまま、この城で、一人で生きて老いていくんだ」と。

そんな王子が、ベルと出会って彼女を好きになって、どうしたらいいかわからなくて、でもどうにかしたくて色々あがくわけですけど、これ全ての男にあてはまるでしょう。

「あの子は俺とつりあわない」とか「俺はこんなだけどあの子は綺麗だ」とか「俺にはなんにも無い」とか、全ての男が思うことでしょう。

だけどだけども、どうにかしたくて、期待はしてない、しちゃいけないけど、好きになってもらいたくて。つい癇癪を起こしながらも、彼女のピンチには体をはって助けにゆく。もうそこが素晴らしいじゃないですか。

野犬と戦うシーンはね、泣きました。

だって王子ってようするにあの城で甘やかされてきたわけじゃないですか。あんな姿になって、人からは野獣だ化け物だって言われてるけど、本当は弱虫で、弱いはずなんですよ。

喧嘩とか、戦いとか、全然できないと思うんですよ。

内弁慶っていうか、自分のお城で暴れてただけで、あんな数の野犬と戦うのめちゃくちゃ怖かったと思う。

だけどきっと、癇癪で追い出したベルを鏡で見てたんだろうな。どうしても気になって。

そうすると、野犬に襲われてて、いてもたってもいられなくなって飛び出していったんだと思う。もうどうしようもなくて。

サラッと助けにきてたけど本当は勇気を振り絞ったんだと思う。

だから、泣きました。これ、どうしようもない男が精一杯の勇気を振り絞ってるところなんだなあと思って。泣くでしょう。泣くでしょう・・。

いや、中盤のホールで踊ってるシーンも、奇跡のようなエンディングも泣いてたんだけどね・・。

お城が光に満ちるシーンで誰かが「奇跡だ」って言ってたけど、ほんと美しすぎる奇跡だよ。

父を助けに行くベルを送り出した後、「なぜ行かせたんです!?」って聞く執事へ「愛しているからだ。」って、悲哀に満ちた声で言うシーンも、ほんと号泣ものですよ・・。

あ、今回は吹き替えで観ました。