文章リハビリ

この世はクソファッキン  だけどこの世はAll you need is love. (映画と本と音楽の感想と雑記のブログ)

結婚について

実は私、前職も現職も結婚式に関わる仕事に就いております。現場のプランナーだとか、サービスとかそういった仕事ではないのですがとにかく密接に関わっております。

そんな私ですが、参列者として挙式を経験したのは去年の夏が初めて。そして披露宴に出席したのはつい先日、10月19日が初めてでありました。とある京都の会場でのパーティだったのですが、ものすごく感動した。深い知り合いというわけでもないけれど、新郎新婦どちらも知っていることもあってか、ものすごく感動し、スピーチやら何やら、クライマックスでは泣いておりました。周りには気づかれないように、できるだけ静かに泣いておりました。

そして私は何というか、結婚することの意義というか素晴らしさというか、なぜ結婚式をするのか、みたいな事に自分なりの解釈を見つけたのでここに記そうと思います。

 

 

それは何かといいますと、時が経ち、いつの日かに愛を確かめ合うためではないかと思うのです。披露宴の間、私の頭に浮かんでいたのは、加藤和彦北山修の名曲、「あの素晴らしい愛をもう一度」でありました。

 

結婚するに至るふたりなわけですから、ほぼ全てのカップルは(そうであって欲しい)猛烈な愛をお互いに抱いているわけです。そして結婚するときには、当然ずっと愛が続くといい、続けていきたいと思っている。けれど、人生には色々なことがある。それはもう色々なことがある。そんな中で時が流れる内、愛が少しやせ細ったり、消えそうになってしまうこともあるでしょう。

そんな時、結婚式のあの日を思い出す。涙を流してスピーチをし、親族や友人に祝福され、会場には笑顔があふれていた。そんな結婚式の日を思い出す。そうすることで、消えそうな愛がまた姿を現すかもしれない。稲妻に打たれるような激しい恋ではなくとも、穏やかで幸せな気持ちになれるかもしれない。またふたりが愛し合えるかもしれない。結婚式って、そういうものではないのかなあと思いました。

 

 

全てが終わりだと思った時に、愛は勝利の中に戻ってくる

Irrésistiblement/Sylvie Vartan

 

愛とは不思議なもの 3時のお茶のように、気付くと必ずそこに帰ってくる

Funny How Love Is/Queen

 

あの素晴らしい愛をもう一度

あの素晴らしい愛をもう一度/加藤和彦北山修