探偵伯爵と僕/森博嗣
図書館で借りてきてカカッと読んだけれど、おもしろかった。
森博嗣の本を読んだことがなくて、とりあえずこの作品を。
表紙・挿絵、上手いと思っていたら山田章博だった。ラーゼフォンの人である。
山田章博の書いた「星界物語」という絵本のような作品を持っているけど、あまり好みではなかった。
殺人犯をどうすべきか?
殺人犯を捕まえたら、いかに死刑にするかより何故殺人を犯したかを追求することに力を入れるべき。
伯爵はそう言う。けれど遺族は?遺族のことを考えたらば、すぐ死刑にすべき?
難しいことはわからない。けれど、僕は死刑には反対である。死んでしまったら罪を償うも何もない。
かといって刑務所の雰囲気って映画とかでは意外と楽しそうにやっていたりして、無期懲役といっても本当に罪を償うことになっているのかな、という気もする。
それはそうと最後のどんでん返しにはやられた。