文章リハビリ

この世はクソファッキン  だけどこの世はAll you need is love. (映画と本と音楽の感想と雑記のブログ)

シン・シティ 復讐の女神(2014)

ポスター A4 パターンH シン・シティ 復讐の女神 光沢プリント

悪徳の街、再び

先日、ロバート・ロドリゲス監督が贈る雰囲気と勢いで押し切る映画の2作目の鑑賞と洒落込んだ。作品内のエピソードには、時系列的には映画1作目より前のものもあった。

前作と比較して、これはもう演出・勢い・脚本がスケールダウン・トーンダウンしているとしか言いようがない。

シン・シティのおどろおどろしい感じも、マーヴの暴れっぷりも、強敵の存在も、全てが一回り小さくおとなしくなっているような印象だ。

特に脚本なんてサッパリしすぎていて、物足りない。

ギャンブラーのジョニーは、ボコボコにはされているけどギャンブルの大勝負にはさらっと勝っているし、ドワイトの前に立ちふさがるマヌートなんて、1度目はマーヴがさくっと倒してしまう。

ラストのロアークVSナンシーも、別に語るようなところもなく・・・そもそもマーヴが屋敷の人間ほぼ全滅させているし。

ま~前作も大概サッパリとしていたような気もするが。

雰囲気モノにこういう事を言っても仕方がないのだろうか?

マーヴがただの便利屋になっていたり、ナンシーがわけのわからん復讐をしたり、相変わらずドワイトのエピソードは下らん色恋絡みでつまらない。

元も子もないようなこと言いますけど、演出やら何やらとっぱらってしまったら、アコギ1本弾き語りのような感じにしてしまったら、この映画ってさっぱり面白くねえだろ・・・といったところでしょうか。

ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが好きなので、ジョニーのエピソードは楽しかったが。

やはりスーツ似合いますね。