文章リハビリ

この世はクソファッキン  だけどこの世はAll you need is love. (映画と本と音楽の感想と雑記のブログ)

Noel Gallagher’s High Flying Birds フェスティバルホール 04.07

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ノエル・ギャラガーのソロ・プロジェクト「ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ」の来日公演に行きました。大阪フェスティバルホールは初めて行きましたが、美しい劇場だと思います。でもこの会場、あまりロックとかそういうのには向いてないように感じました。

現地のコーラス隊を雇いながら回っていた前回のツアーで日本ではコーラス隊がいませんでしたが、今回はブラス隊いました。良いですね。

今回、自分の心が摩耗している為かもわかりませんが、良いライブではあるけれど、なぜだか事務的だなぁと少し感じてしまいました。いや、職人的ということなのでしょう。というか席が遠かったからかもしれません。単純に会場の構造のせいかもしれません。

さてそんなことはさておき、というか関係なしに「Champagne supernova」は猛烈に感動しました。もう本当に。以前、youtubeにアップされている「Champagne supernova」のライブ映像のコメントで海外の方が、「これは俺の人生のサウンドトラックだ!」というようなことを書いているのを見て、自分にはそこまで堂々とした宣言はできないなぁと思っていたのですが、今日のライブを見て、まさしくその通りだなぁ、この曲は俺の人生のサウンドトラックだなぁ、とそんな風に、本当に感じました。「why why why why」とシンガロングするのは、はっきり言えばというか、もうまさしく、まさしく最高の体験でした。至福でした。

「Fade away」も今回のツアーのセットリストに入った時からたまらなく幸せで、実際に会場で聴くのは感極まるものがありました。この曲って本当に、歌詞もものすごく良いと思うんですが、ノエルはどんな気持ちでこの歌詞を書いたのだろう・・。

「Masterplan」はブラスも入り、サビでのハモリもしっかり入り、これまでのライブの演奏の中でも今回のものは特に良いのではないでしょうか。アンコールのラストにこの曲で、全力でシンガロングしました。

ただ「Don't look back in anger」は、やはりバンド・バージョンというか、普段のキーというか、ノエルがエレキギター持って歌うのが最高だと思います。

オアシス時代の曲ばかり褒めちぎっておりますが、ニューアルバムの曲もライブで映えていました。10曲中7曲演っていました。

「Lock all the doors」「You know We can't go back」はやはり良いですね。ノレます。

「You know We can't go back」の楽曲解説の映像でノエルが言っていた、「逃げ出したくなることもあるが、逃げれば終わりだということもわかっている」という言葉は、何でしょう胸に来ました。

「The dying of the light」「Ballad of the mighty I」、実に良かったです。この辺りを聴いてると本当にソングライティングが上手いなあと思います。

「The dying of the light」は2ndアルバムのベストトラックではないかと思っていますし、

「Ballad of the mighty I」は16ビートにノエルならではメロディが乗ると、こんな良い曲になるんだなぁという名曲です。(「AKA... What a life!」も今回ライブで聴いて、改めて良い曲で、改めてライブで映える曲だなと思いました。)ライブでノエルが気持ちよさそうに歌うのを聴けて良かったなぁ。

ちなみに演奏するわけないのは分かっていたけれど、「Revolution song」が聴きたかった。僕の中での、前回のツアーの「Stop the clocks」枠ですね。

1stアルバム収録曲は早くもクラシカルな名曲的風格を帯びてきているなぁと、ファン的には感じました。けど「Dream on」演るならそれより、「Record machine」聴きたかったなぁ。本当好きなんです、あの曲。

ここまで褒めておいて何が「事務的なライブだ」てな感じですね。はい、本当に楽しかったです。まあそう感じたのも事実なのです。追加公演もチケット取っておけば良かったなぁと、今さら少し後悔・・・。