文章リハビリ

この世はクソファッキン  だけどこの世はAll you need is love. (映画と本と音楽の感想と雑記のブログ)

シャムキャッツ/umeda TRAD(2017.09.18)

ちょっと仕事が立て込むとたちどころにブログの更新が滞る。いかんなぁとは思いながら、久々にキーボードを叩いている。さて、シャムキャッツである。今日本で1番素晴らしいバンド、シャムキャッツのライブに行ってきた。新譜『Friends Again』を引っさげてのワンマンツアー。ジーザス・アンド・メリー・チェイン以来、名前が変わった『umeda TRAD』を訪れた。結論から言うと本当に素晴らしく、終演後のサイン会では夏目に「人生で…1番素晴らしいライブでした!」と言い、大塚・藤村をはさみ最後にまた菅原に同じことを言ってしまうという、それくらい素晴らしいライブだった。1曲ずつ感想書いてたらまたえらく長い文章になりそうだから、やめておくことにする。
セットリストは新譜『Friends Again』を全曲プレイし、『GIRL AT THE BUS STOP』『マイガール』といった定番となった楽曲に加え、新譜のムードに合う楽曲が選ばれていた。夏目いわく、フェスが合コンだとしたらワンマンツアーは1体1のデートとのことで、ものすごく楽しみにしていたらしい。デートコースを考えるかのように、新譜発売後3ヶ月かけて考えられたセットリストは個人的には最高で、『SWEET DREAMS』が演奏されたのは意外だったがこれがまた抜群の演奏で、夏目のボーカルも冴え渡っていた。菅原のギタープレイも抜群で、作るの難しそうだなぁと思う空間系の音も実に見事にスタジオ盤を再現し、というか爆音で聴くサウンドは完全にスタジオ盤を凌駕していた。ところどころで見かける通り、曲に合わせて夏目と菅原がギターを交換する姿にはグッと来るものがあり、ふたりの声の相性の良さを再確認した一夜でもあった。また『TAKE CARE』の楽曲とアコースティックギターの相性の良さも再確認。そして『台北』や『31 blues』は『ライブビート』でもタワレコのインストアライブでも演奏されていなかったから、初めて生演奏で聴いたのだがこれがまた素晴らしい。もはや楽園にいるような気分だった。このライブがあと5時間くらい続けばいい、そう思った。ちなみにこの日は夏目・菅原両名本当に最高の調子で、涙がちょちょぎれるくらいのボーカルを披露していた。同じ時代を生きる、追いかけるべきバンドと出会うことができ、私は幸せである。個人的に発見だったのは、『GIRL AT THE BUS STOP』をアコギでプレイする際は3カポでキーをGフォームで弾くということである。ちなみにグッズはTシャツと巾着袋を購入した。この巾着袋で旅館の部屋から温泉へと向かう日が来るのが楽しみだ。

そしてやらかしたことに、ツアーパンフレットを買うのを忘れた。涙、涙である。後にオンラインストアで発売されるのだろうか?誰か買ってきてくれぇ~涙

あ、一応セットリストを下記します。アンコールはその日によって違うらしく、この日は『すてねこ』だった。

1. Funny Face
2. 花草
3. GIRL AT THE BUS STOP
4. KISS
5. Four O'clock Flower
6. Coyote
7. 洗濯物をとりこまなくちゃ
8. SWEAT DREAMS
9. WINDLESS DAY
10. October Scarf
11. 手紙の続き
12. 真冬のサーフライダー
13. マイガール
14. Lemon
15. Riviera
16. 台北
17. Travel Agency
18. Hope

Encore

19. すてねこ
20. 31 Blues

 

日記(2017年9月6日)

チャンピオンのTシャツが欲しい。たくさん欲しい。というのも、会社の洒落ている先輩が、「これからは定番の服を買い揃えていく」というようなことを言っていて、影響を受けてしまったからだ。定番の服とはチャンピオンのTシャツや、インバーアランのニット、カナダグースのジャスパーとか、多分そんな感じだと思う。私が所持している服で定番というと、グローバーオールのダッフルコートくらいかもしれない。あ、ワラビーも定番か。去年くらいから買いあさっているセントジェームスも定番と言えるだろう。去年はウェッソンのボーダーを買い漁ったが、今年は無地を買い漁ってそればかり着ようと思う。とりあえず今はチャンピオンの半袖が欲しい。というわけで昨日は会社の帰りにチャンピオンの直営店に行ってきたのだ。(最近わりと早めに退社できている)さっそく半袖を物色していたのだが、やはり時すでに遅し。秋物というか長袖スウェットが大半を締め、半袖は少なかった。仕方なく残っていたT1011を適当に見て、ちょっと試着させてもらって帰宅。帰宅後は『最高の離婚』2周目を楽しむ。テレビスペシャル版をほぼ観終わってしまった。

というかいつの間にか8月も終わったのだなぁ。夏は嫌いだけど、時の経つのが早すぎて何とも言えない気持ちになる。

夏が終わりそうで終わらなかった

という、『デボネア・ドライブ』の素晴らしき第1話最後の台詞をなんとなく思い出す。なんで夏が終わりかけると、夏の物語を観たくなったり読んだりしたくなるのだろう。個人的には夏の名作漫画といえば、『ぼくらのよあけ』(今井哲司)である。おそらく作者のSFへの豊富な知識を元に書かれた素晴らしいSFモノでありながら、少年たちの一夏を描いた切なく爽やかな作品である。 (ドロドロの部分もありますが。)

この作品の第一話は本当に素晴らしく、「これからどんなワクワクする物語が始まるのだろう」と思わずにはいられないのだ。また団地が物語の舞台となっており、私のように一軒家で生まれ育ち、団地というか集合住宅にほのかな憧れを抱く層にとってはそういった面でも魅力的な漫画である。

そういえば最近こんな本を買った。

海駅図鑑 海の見える無人駅

海駅図鑑 海の見える無人駅

 

作者が独自の指標を持って、「海が見える無人の駅」を日本全国からピックアップ。写真&駅データと、それぞれの駅に対する文章が寄せられている。ワクワクと浪漫が止まらない一冊である。まだ全然読んでいないけど。この間自宅を訪れた友人に、「この本に載っているこの駅に今度みんなで行こう。冒険っぽいだろう」というようなことを言ったら、「興味ない。ひとりで行って」と言われた。

 

 

日記(2017年8月)

暑い。毎日暑すぎる。日々汗だくになりながら働いている。人間ってこれほどに汗をかいて大丈夫なのかな?いや、大丈夫だとは思うのだが、私はあまりにも汗かきすぎる。まったくもって嫌になる。そんな夏ですが、みなさんいかがお過ごしだろうか。
という出だしの文章を書いて数日放置していたら、いつ間にか少し涼しくなってきてしまった。いや、涼しくなるのは大歓迎なのだが。というか1年中冬でいいです。さて更新が滞りまくっている当ブログ。生存報告を兼ねた形で8月の思い出を振り返ろうと思う。というか主にお盆休みの思い出を振り返ろうと思う。

11日(金)。友人と「延羽の湯 羽曳野店」へ行く。ここは延羽の湯の本店であり、その素晴らしさは私の数少ないスーパー銭湯歴の中では断トツの1位である。

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広大な露天風呂ゾーンを眺めていると、晴れ晴れとした気分になる。この世の楽園に来たのかな、という気分になる。初めて訪れた友人も絶賛していた。露天風呂ゾーンには、なんと6つの風呂と2つのサウナが用意されているのだが、中でもお気に入りは「つぼ湯」である。巨大なつぼに湯がはられたこの風呂は、浴槽を独占できる嬉しさと、周りをさりげなく覆う植木によって、隠れ家にいるような気分を与えてくれる。一同風呂を満喫した後は、友人がそのあと堺で用事があるとのことで、その辺りでしゃぶしゃぶを食べた。良い感じに酔っぱらって、乗ったことのない路線で帰宅。友人がうちに泊まる。


12日(土)。夕方まで友人と自宅でハースストーンなどを嗜み、その後プチ同窓会に参加。プチ同窓会というか、通常の同窓会として催されたものの、参加者が少ないためにプチ同窓会になったというわけだ。意外とお金を稼いでいるヤツが多い事に驚く。そして意外と同い年の男たちが結婚していることに驚く。「さっきまで彼女と指輪を買いに行っていた」というヤツもいた。でも生涯を共にする相手を見つけられた、ということだから幸せだ。「結婚は人生の墓場」という言葉があるが、私はそんなことは全く思わない。『最高の離婚』や、『天使のくれた時間』の素晴らしきラストシーンにもあるように、結婚とは何かを失ったり我慢したり、それでも続けていく価値のあることで、それこそが生活なのだろうと思う。高島屋の屋上ビアガーデンの後に、適当な居酒屋に入り夜中まで飲んでいた。翌日朝から取引先のイベントに参加せねばならなかったため、ちょいと早いタイミングで帰宅する2人と一緒に店を出る。帰ると見せかけてなぜかその2人と一緒に三軒目へ。わりと酔っぱらって実家に帰り、そのまま寝た。

13日(日)。眠い目をこすりながら、取引先のイベントへ向かう。上賀茂の方へ行ったので、せっかくならと午後から周辺を散策。とにかく暑くて、汗だくになりながら歩き回った。中心地から離れている分、やはりどこかしんとしていた。丁度良い塩梅の、市街地と緑と、寺社仏閣の融合。好みだ。上賀茂神社も軽くのぞいてみたのだが、広い敷地で多くの人がピクニックを楽しむかのようにくつろいでいたのが意外だった。

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北山の方もちょこっと歩いてみたが、相変わらず素敵だ。京都にいたころも、正直特に来る用事のないエリアで、訪れたことは数えられるくらい。でもこのあたりに住んでみたら素敵だろうなぁと思う。もしここに住んでいたら、休日の朝はあそこで飯を食って…などと妄想が膨らむ場所である。
上賀茂~北山を堪能した後は、実家にもどって少しゆっくりしてから大阪へと舞い戻った。マンションの鍵を実家に忘れとんぼ返りするというハプニングはありながらも、無事マンションへ戻りゆるりと過ごす。

14日(月)。無の1日。無というか、掃除や洗濯をしただけだった。いや何か映画を観たか、本読んだかはしたと思うのだが、もう覚えてない。こまめに記録しないといけないなと思う。
 

15日(火)。夜までぐうたら過ごす。夜からは横浜に住む従兄弟が泊まりに来た。1つ下の男なのだが、「もうすぐ1級建築士の試験を受けるんだ」とか言っていてすごいなと思った。自宅でビールを飲みながら、のんびり話していたのだが、妙に心地よい。友人と一緒にいるのとはまた違う心地よさ。血の繋がった関係と言うのは、少し違うのだなぁと再認識。

16日(水)。お盆休み最終日。最終日になぜかひらかたパークへ行く。この日は名古屋に行くという従兄弟と別れ、電車を乗り継ぎ枚方へ。

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帽子を持ってこなかったことを後悔するくらいの暑さで、友人と合流後はとりあえずプールへ。男3人で遊園地という、絵面としてはイマイチな構成であるが、ほぼ気にせず楽しんだ。プールはファミリー向けと言うこともあり、正直浅すぎたので2時間くらいで終了。午後からは全力でアトラクションを楽しんだ。汗ダラダラで園内を回り、人生で初めてフリーフォールに乗り、臨死体験をする。絶叫系は好きだが、乗っている間は普通に怖い。フリーフォールはてっぺんまで登り切ったとき、本当に乗ったことを後悔した。落下はあっという間だったが、落下距離があと数メーター長かったら失神していたのではないだろうかと、わりと本気で思う。それなのに楽しいから不思議だ。乗りたいアトラクションをあらかた乗り終え、夕食を園内の「ポムの木」で食らう。Lサイズを注文して良い思い出が無いのでMサイズ。でもMサイズ食べて気付いたけど、Mでもわりとボリュームあるのだな。おみやげ屋さんで「園長室」などを観て回り、帰宅。友人が「園長の延長コード」を買っていた。

Friends Again/シャムキャッツ(2017)

「なんとかぼちぼちやっていく」、というのは人生において大切なことだと思う。大切なこと、というか、みんなそうやって頑張っているんだろうなぁと思う。人生なんてそうそう上手くいくものでもないし、上手くいかないことの方が多い。それでも、「なんとかまぁ、やっていくか」という感じ。それは売れっ子の漫画家も、役者も、映画監督も、ベンチャーの社長も大企業の会長も、花屋さんの店員も、サラリーマンも、幼稚園の先生も、みんな同じだと思う。そうであって欲しいと思う。シャムキャッツの新作『Friends Again』はそんな「ぼちぼちやっていく」マインドにあふれたレコードだ。「聴いた人を映す鏡のようなアルバムにしたかった」という夏目の発言にも頷けるし、各所で素朴・地味・プレーンといった言葉が、褒め言葉として使われているのにも頷ける。久しぶりに「CDの発売日を楽しみにする」という感情を私に抱かせたこのレコードは、期待通り、いや期待以上に素晴らしい。ありがとう、シャムキャッツ。日々の合間で書き連ねた感想文、一応書き終わったんでアップする。いやぁ、家ジャケも良いんだよ。(敬称略で書いております)

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1.花草
素晴らしき1曲目。スピッツを連想せずにはいられないギターリフにメロディ。『ハチミツ』くらいまでの、なんとも言えないフックのある素敵なメロディを書いていた頃のスピッツ。いや、今もそうかもしれないけれど。とはいえ模倣っぽいかというとそんなことはなく、夏目節が炸裂した1曲で、人懐っこく、それでいてフックのあるポップ・ソングだ。2人の男(を夏目はイメージしていたらしい)が、マンションの屋上まで登っていく、それだけのことをゆっくりと丁寧に描いた歌詞にジーンと来る。本作の、夏目による軽やかなタッチのポップ・ソングは本当に良いと思う。大好きだ。夏目のボーカルは、これまで以上に丁寧に歌われ、丁寧に録音されている印象で、本当に良い声だと思う。声を荒らげずとも、高い音で声を張り上げずとも、低い声でがならずとも、中音をただようだけで魅力的な夏目の声は、いやぁ確かに世代の声というか、なんというか。とにかく良い声なのだ。

春風が僕らを追い越す
着慣れた白いYシャツが揺れる

という導入だけでもう素晴らしいのだけど、白いYシャツという、聴く人によっては登場人物が学生ともサラリーマンともとれるアイテムも憎いなぁ、素敵だなぁ、と思う。なんとも可愛らしい曲名は、インスタグラムで夏目が投稿していた通り、台湾でインディーズという意味の、「花草系」という言葉から来ているのだろう。

2.Funny Face
確か、トレーラーの第1弾で使用されていたな。エレベーターを降りて歩いて行くメンバーに合わせ流れるギターリフが印象的だったのを覚えている。コード進行も独特で、恐らく今までのシャムキャッツの楽曲ではあまり見られなかった進行だろう。菅原がツイッターかなにかで、「どうすればこんな曲を書けようか」というようなことを言っていたような気がする。歌詞については、ドラム藤村からの「様々な愛の形を歌って欲しい」的な、わりととんでもないオーダーに夏目が見事に答えているように思う。猫への歌にも、恋人への歌にも、自分の子供の歌にもとれるような、「見守る立場」からの歌詞のように思えるのだ。

日向にまるまる君を抱き上げる
どうしたのってちょっと戸惑う顔

どんなに知ったちっちゃな路地さえも
ながくて ひろくて


3.Four O’clock Flower
この曲を聴くと、菅原の作曲力の上昇を絶賛せずにはいられない。いったいどんな曲が始まるのだろう、とワクワクせずにはいられないギターとドラムによるイントロ。そして、素晴らしいヴァース。この感じはなんだろう。いったいなんなのだろう。一聴するだけで持っていかれる吸引力、もはやチープな表現しかできないのだが、春風に包まれるようなメロディだ。夕方頃の恋人のことを、「オシロイバナみたい」と表現するセンスに脱帽。ゆうちょ銀行のCMソングに採用されたことも記憶に新しいが、このアルバムでシャムキャッツは市民権を得るかもしれないな。この曲は夏目いわくアルバムで1番良い曲だと思う、とのことで、菅原も『Riviera』よりも良い曲を書こうとして書いた曲らしい。その結果なのかはわからないが、大サビのラスト辺りは少しくどいような気もする。まあそんなことはどうでもよいような、良い曲なんだけど。


4.Travel Agency
この曲についてはMVが公開されたときに感想をすでに書いているのだが、やっぱりアルバムの流れの中で聴くとまた良いなぁと思う。しかし最近は暑いな。「あったかそうな場所」へ出かけるにはちと暑い。


5.Coyote
MV公開時(といってもCD発売1日前だが)から猛烈に好きだ。大好きだ。ここだけの話、初めて聴いた時はその素朴さに少しばかりぽかーんとなったような気がするのだが、2回目からは狂ったように聴いていた。淡々としているようで、少しばかり切ないメロディラインは本当に素晴らしい。こんなに素敵な音楽をやっている人たちっているのかな。歌詞においても日常を賛美することもなく、花鳥風月に寄りすぎることもなく、「ぼちぼちやっていく」マインドにあふれた1曲だと思う。アウトロにおいては夏目のアコースティックギターへのこだわりを感じることのできるストロークが聴けて気持ち良い。

 

「顔も見たくない!」つって、涙したけれど
今は、恋しさを忘れるほどに忙しい

多くの人が経験したことがあるであろう、状況や思いがなんとなくちりばめられているようでね。聴いた人が映る曲だろうと思う。 個人的に必殺のラインだと思ったのは、こちらだ。

街の灯り、余裕あるときは妙にキラキラと

そうじゃないと、さびしく映るもんですね

なんかもう、シャムキャッツって世界で1番素晴らしいバンドじゃないかなぁと思う。そんな1曲だなぁと思う。MVも良いのでぜひとも観ていただきたい。

youtu.be

6.Hope
本作で最も菅原のギターが歪んでいると思われます。こないだラジオでのスタジオライブで夏目がソロで披露していたな。夏目節で『希望』について歌われたこの曲は、「なんだかんだで進んでいくしかないのだ」、というメッセージが込められているのかなぁと思う。ただまあやはり、これに関してはキラーリリックに尽きる。

あのこを感じると
海に浮かぶ瓶でも誰かの元に
届くような気がしてくる

あいつが歌うと沈む故郷くらい
大したことないじゃんと思えるから不思議さ

こんなの、夏目にしか書けないでしょうが。

7.October Scarf
Octoberといえば10月であり、私の誕生日である。それがどうしたという話であるが、正直あまり書くことがないのである。ただこの曲だけは、夏目・菅原両名が作詞作曲両方にクレジットされているな。共作だな。ダブルボーカルもやっぱりいいなぁと思う。

計画は失敗さ カードはもう切れた
取り立て屋のような眼をする君が美しい

そしてこんなイカしたラインもある。もはや全曲にキラーリリックがある、そう言えるでしょう。

8.Riviera
『Riviera』である。名曲である。私の持っているギターはRivieraである。どこかのインタビュアーが、「菅原くんにとってのDon't look back in angerになり得る曲だ」というようなことを言っていたが、わからなくもない。シンガロングが起こるかはさておき、これは確かにアンセムでしょう。またまたどこかのインタビューによると、菅原がかつて住んでいた浦安の団地のてっぺんに登って、そこから見た景色がRivieraのようだったそうな。その後団地に引っ越したらしいけど、そこに驚いてしまった。

「世界を覆う不自由さもいつかは愛せるさ」と
琥珀の中の虫がつぶやいた

こんな歌詞、どうやったら書けるのだろう。
そしてこのTweetもなかなかに素敵である。


9.Lemon
猛烈に、強烈に大好きだ。トレーラーでイントロを一聴した瞬間から大好きだ。この、なんというか救われるような気持ちはなんでしょう。ティーン・エイジャーではない、ましてやハタチでもない夏目がこういう歌を歌ってくれることにすごく救われる気持ちになる。良い歳こいて、ピュアネスな恋に憧れる自分をどこかで恥じているからかもしれない。と、まあそんなことはさておき、この曲は夏目節炸裂、夏目色、それ一色の曲だと思う。メロディも、夏目の歌いっぷりもとびきりキュートだ。

「ある計画が失敗に終わって、僕がちょっとへこんでる時に、一番近しい異性がこんな風に言ってくれて。『こういう時は、自分とかメンバーのストロング・ポイントを活かすしか、もう先はない。シンプルになっていくと思うよ。だから、一人ずつ、僕はこの軸で生きてるっていうのを三つくらい発見すると面白いんじゃない?』って。その子が『夏目くんは、男気、恋愛、日常、この三つだと思う』って」

これは「ザ・サイン・マガジン・ドットコム」における『マイガール』リリース時のインタビューでの夏目の言葉であるが、いやなんかもうこの感じ。ただ「他のことはどうでもいいけど、この子が好きでたまらない」という事をあの手この手で歌う感じ。

ひと目で恋に落ちたよ まつ毛の先まで

どっかのレビューにあったけど「大好き」よりも「大好き」が伝わる、必殺のフレーズだと思います。この曲を気に入りすぎて、iphoneの待受をレモンの画像にしてしまった。トレーラーも16秒ながら必見だ。

youtu.be


10.台北
かつて社員旅行でまさしく台北に行ったことがあるのだが、その時のことを、風景を思い出してしまう。なんでこの男は台北に住んだこともないのにこんな曲を書けるのだろうな。何だか変な話だが、台北に住むのも悪くない、そんな気持ちにすらなってしまう。

耳元で囁く娘、
「ここはすごく退屈」と
さっきの娘も言ってたよ、
「住んでみればわかる」と

なんかこの、一見どこの場所でも言えるような歌詞が、「台北」っていう曲名でグッとイメージが固まる感じ、好きだな。素敵だな。「スターアニスの夜」という歌詞が出てきてなんだろうと調べたら、あの猛烈に苦手な香り、その香辛料だった。夜市でもコンビニでも街角でも臭うあの香り、それもまた今となっては良い思い出です。

11.31 Blues
素晴らしきラスト・ナンバー。未だにブルースという音楽がどういうものか、私はよくわかっていない。菅原曰く「母に捧げる歌」とのことで、それを思い聴くと…涙である。まだサーティワンではないけれど、自分もいい歳になったなぁ、なってしまったなぁとしみじみ思う。この歳でそんなこと言ってたら怒られるかな。怒られるよな。

どこへ行くの?と
君は少し心配顔
いつでも約束思い出すよ
そしてすぐ歩き出す

なぜか母の顔が浮かぶ。思い出すということは、忘れてるんだなぁ、とか。変な感じだが、頑張らなきゃいけないなぁ。なんか安っぽい感じで『Friends Again』の感想文終わるなぁ。まあいいか。

日記(2017年6月13日)

5月を乗り切ったと思ったら、もういつの間にか6月半ば。早い。時が経つのが早すぎる。気が付いたら30歳だった、とかっていうのも、冗談ではないように思える。騎士団長殺しじゃないけど、「時間を自分の側につけないと」いけない。まあそんな話はさておき、昨日は帰宅後23時からシャムキャッツが出演したラジオ『象の小規模なラジオ』の再放送を聴く。この番組、何だか良い感じだな。毎週聴こうかな。ニューアルバムからも数曲オンエアーされるとのことで、パソコンの前にかじりついて聴いていた。ラジオ開始早々、新曲が流された。「シャムキャッツで、レモン」みたいな夏目のMCでイントロが流れた瞬間が、なんだか素晴らしかったです。いや、これまでのトレーラーで個人的に1番好きだったのが、『Lemon』だったんですよ。というかあの曲が『Lemon』だと昨日知ったのだけど。良い曲だなぁ。

ひと目で恋に落ちたよ
まつ毛の先まで

キュンと来るような歌詞に、夏目くんのファルセット混じりの歌声がナイス。イントロのリフは、イントロ以外ではサビ裏で鳴ってるだけだったけど、大好きだ。

youtu.be


この、トレーラーの風景も良いのよな。なんだろね。これ、どこの川?そういえばラジオで菅原がMCの「シャムキャッツは世間からはどんなイメージを持たれていると思う?」という質問に対し、「『晴れた休日の午後、爽やかな気持ちで聴くバンド』みたいな感じだと思うけど、別にそんなことはない。どんよりした日でも、落ち込んだ気分でも沁みると思う」というようなことを言っていたけど、たしかにその通りだと思う。いや、こんな爽やかな映像のトレーラー貼ったあとに言うことじゃないかもしれんけど。アルバム全体のトレーラーも公開されましたね。期待が膨らんでいく今日このごろですが、本日は仕事でミスをやらかし、大層落ち込んでます。ではまた。

日記(2017年6月6日)

風邪が治りきらない。いったいどうしたことか。どうしたというのか。身体がだるいとかしんどいとかいうことはないのだが、鼻が出る。咳が出る。ゆるい咳も出るし、時々発作的な咳も出る。先週の土日もおとなしくしていたというのに。いったいどうしたことか。さて、そんな毎日だがなんとか生き延びている。今日は仕事中にふと、くらもちふさこ先生のことを思い出す。なんでだろうな。『いつもポケットにショパン』の名作っぷりをなぜか思い出して、久しぶりに読みたくなった。昼飯を喰らいながら、くらもちふさこ先生のことを調べていると、『花に染む』を思い出す。そういえば1巻だけ読んだなぁ・・。何か別の漫画のスピンオフで、元を読んでからにしようと考えたんだったなぁ。てなわけで帰り道に『駅から5分』文庫版を買う。新書版のデザインが好みだったので、そちらが欲しかったが絶版か?売っていなかったので文庫版。 

駅から5分 1 (集英社文庫 く 14-33)

駅から5分 1 (集英社文庫 く 14-33)

 

くらもちふさこ先生の作品は本当に大好きで、『いつもポケットにショパン』はもちろん、『Kiss+πr2』や『いろはにこんぺいと』は何度読んだかわからない。『銀の糸金の針』も大好きである。だが大好き大好きと言いつつ読んでいない作品があまりにも多い。というか作品数すごいな。ちょっとずつでも読んでいきたいなぁ。男キャラクターが、なんともかっこいいのよな。きしんちゃんなんて未だに憧れているわ。
ジュンク堂書店にて本を買った後は、自宅近くのマクドナルドでバーガーを買い帰宅。比較的早めに帰ることが出来た。『裏てりやきマックバーガー』なる、私の大好きな『てりやきマックバーガー』の裏の味を楽しむ。正直あまり違いがわかりませんでした。とりあえずベーコンは乗っていましたね。バーガーを喰らいながら、youtubeを漁る。ソロギターの動画をいくつか観て、このような名曲へたどり着く。涙がちょちょ切れそうになる、美しいメロディである。


Don Ross - Berkley Springs (PS 15)
繰り返されるプリング・オフ、ハンマリング・オンのフレーズ。同じメロディを繰り返しながらも、周りに付随する音やリズム、伴奏にあたる部分が巧みに展開されて飽きさせない。思わず友人にLINEで名曲の存在を知らせてしまう。調べたところ1999年の曲らしいなぁ。良い曲だなぁ。あ、そういえば本屋でこんなものを見つけたので、ヤクルトファンとして購入しておきました。 

愛すべきつば九郎の漫画本だものな。買わなきゃな。あ、シャムキャッツのホームページで、ニューアルバムのワンマンツアーが発表されていたな。9月か。ぜひとも行きたいな。にしてももう1曲くらい発売前にPVか何か公開してくれないのかな。毎日楽しみで仕方ないのだけれど。

 

日記(2017年6月2日)

火曜日に出勤してから、風邪がぶり返すというか今ひとつ治りきらず、いやむしろ咳はひどくなっているような気がする今日このごろ。普段の食生活が適当すぎて栄養が足りてないのだろうか。少し自分の健康状態が心配になった1週間だった。仕事はどうにかこうにか持ち堪えている。心はわりと参っている。季節も毎日苦手な夏へと近づいている。どうすりゃいい、どうすりゃいいの、という日々にラッキーオールドサンという男女二人組の音楽ユニットを知る。「That Lucky Old Sun」といえば、アメリカのポピュラー歌曲であり、市井の暮らしをなんとも素敵に歌う名曲で、私はブライアン・ウィルソンのカバーで知って、大好きである。そんな曲のタイトルをバンド名?ユニット名?にした彼らである。


ラッキーオールドサン『ミッドナイト・バス』(Official Music Video)
youtubeでたまたま知ったこの曲にウルッと来る。まるで現代の『カントリー・ロード』。生まれた街を離れ、なんとかどうにかこうにかやっていく、なんとも素敵な曲である。PVも大好きだ。

生まれ育った街をはなれ
君もいつかは大人になってしまうだろう

こんなの、こんなの、ウルッと来てしまうでしょうが!

なんとか元気にやっています
帰らないミッドナイト・バス

こんなの・・しびれてしまうでしょうが!なんですかね、演奏はスタンダードだと思うし、ボーカルだってどちらかというと冴えないと思うんですけどね、そうなんですけどね、そうなんですけど、良い曲だよなぁ~。パッとしない毎日も少し愛おしく思えたりしそうだもん。1stアルバム収録とのことで、帰り道にタワレコで買おうと思ったら売ってなかった。2ndと、1stの前のEPみたいなのは売ってたのに。とにかく私は今後、深夜バス・夜行バスを『ミッドナイト・バス』と呼びますから。