文章リハビリ

この世はクソファッキン  だけどこの世はAll you need is love. (映画と本と音楽の感想と雑記のブログ)

2015-01-01から1年間の記事一覧

結婚について

実は私、前職も現職も結婚式に関わる仕事に就いております。現場のプランナーだとか、サービスとかそういった仕事ではないのですがとにかく密接に関わっております。 そんな私ですが、参列者として挙式を経験したのは去年の夏が初めて。そして披露宴に出席し…

自分のパソコンについて

今の仕事に就いた理由だ、とも言えることだが、素人レベルながら文章を書くこと自体は好きで、なんとな~く文章を書きたくなった時にこのブログは便利である。日記帳にでも書けばいい内容だけど、「もしかしたら誰かが読んでくれるかも」という気持ちは事実…

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年/村上春樹(2013)

Color my life with the chaos of trouble 村上春樹の長編小説最新作を読みました。たぶん、2013年に本屋に並んでるのを見て買ったんですが、読まずに放置しておりました。 正直、僕にとっては全然面白くない作品でありました。難しいことはわからない(わか…

勝手にふるえてろ/綿矢りさ(2010)

私が胸に赤いふせんを付けていただけで、私を見つけてくれた人。 久しぶりに読み返しました。3回目か、4回目くらいですかねぇ・・。当ブログでも何度か取り上げていますね。とりあえず感想を書いていこうと思います。 まったく他の方のレビューを読んでいな…

キャッチャー・イン・ザ・ライ/村上春樹(2003)

「ライ麦畑をやってくる誰かさんを、誰かさんがつかまえたら」 「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を村上春樹訳で読みました。他の訳は読んだことがありません。さて、本作の主人公のホールデンは、ことあるごとに周りの人々を馬鹿にしてコケにして吐きそうに…

生存報告

更新をしなさすぎて、またしても広告が出るようになりましたので定例の生存報告です。 どうにか転職をしまして、相変わらずなんとかサラリーマンをやっております。 観に行きたい映画やらなにやら、あんまり観れておりません。 とりあえずは11月のジーザス&…

またしても恋に敗れた男の物語

またしても失恋したのですが、私はどうしたらよいのでしょうか? 「恋におちたら/サニーデイ・サービス」を聴きながらデートの待ち合わせ場所に向かっていた頃の、つい先日までの自分が懐かしいです。デートの情景や、日々のやりとりが走馬灯のように頭のな…

トラブルだらけの人生を

問題が山積みの現状を、どうにか乗り切った暁には、1人密やかにジブリ祭りを開催しようと考えております。 その時には読者の皆様も暗い部屋で蝋燭を灯し、共にこの世界の素晴らしさを噛み締めましょう・・・。 「愛は花、君はその種子」なのであります。

私がクマにキレた理由/シャリ・スプリンガー・バーマン&ロバート・プルチーニ(2007)

なんか、実話っぽい。 Huluにアップされておりましたので、観ました。うーん、なんていうか、もう一歩って感じの作品ですね。

ジェイン・オースティンの読書会/ロビン・スウィコード(2007)

ジェイン・オースティンなんて、一冊も読んだ事がねぇ。 実はだいぶ前から少し気になってましたので観てみました。読書会とはどんなもんなんぞや、という興味もありましたので。エミリー・ブラントが出演していてラッキー。

ジョー・ブラックをよろしく/マーティン・ブレスト(1998)

愛こそが全て。 観終わってからWikipediaをチェックして知ったのですが、本作はリメイクだったのですね。そして最低リメイク及び続編賞を受賞しているんですね。良い映画だと思うんですけどねぇ。

紫色のクオリア/うえお久光(2009)

毬井ゆかりは、ニンゲンがロボットに見える。 本作、とても評価が高いんですよね。特にSF好きというわけでもないのですが、設定を読んだ時点から気になって仕方なくて、読んでみました。そういえば一時期、このカバーが本屋に並んでいたのを覚えています。さ…

異邦の騎士/島田荘司(1982)

「推理だよ、益子君。空想じゃない」 なんと切なく美しいミステリでしょうか。個人的にはホワイダニット、動機としてみればなんだか弱さを感じるのですが、それを補って余りある切なさです。これは、素晴らしいです。こういう読後の余韻を残すミステリを僕は…

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン/ポール・フェイグ(2011)

女性が観たほうがハマるのでしょうか 僕は人生が辛い時はわりかしコメディを観て気を紛らわしたくなる質であります。というわけでHuluにアップされていたので観てみました。制作・プロデューサーのジャド・アパトーはコメディ映画を得意としているようですね…

You can talk to me/The Seahorses

シーホーセズが最後に放った名曲であります。この曲が大好きで、ライブ音源を聴きたくて仕方ないのですが発見することができません。この映像は多分、イギリスのテレビ番組ですね。歌メロに沿うようなジョンのギタープレイは、ファーストの頃っぽくて本当に…

パリ・エキスプレス/エルヴェ・ルノー(2008)

「これが10分で終わる仕事かよ!」 ここ1年ほどはHuluで映画を観ることが多いのですが、Huluでは作品を試聴すると、一応その作品を観た人へのリコメンドで別の作品がピックアップされます。その流れで本作が出てきたので観てみました。これは、実に楽しい映…

続・激突!/カージャック/スティーヴン・スピルバーグ(1974)

ゴールドスタンプを集めよう スティーヴン・スピルバーグ初の劇場作品を観ました。これは面白かったですねぇ。

長い家の殺人/歌野晶午(1992)

「まだわからないのか? その目は何のために開いている!」 歌野晶午のデビュー作、「長い家の殺人」を読みました。これは、なかなか美しいミステリなのではないでしょうか。大胆不敵なトリックに、手がかり・伏線の配置。(読み終えてから考えると、実にわ…

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い/西尾維新(2002)

「いーちゃん、 この真ん中の奴はパソコンじゃなくてワークステーションだよ」 「物語」シリーズ等で有名な西尾維新のデビュー作を読みました。「化物語」のアニメを数話観て、どうしてもハマれなかったので避けていたというか、嫌っていたと言っていい感じ…

Manhattan Cowboy/Susan Cagle 和訳

youtu.be Summertime where the sun goes down in the city, & the people park their carsThe postman's sweet and the girls look pretty, as their lining up for bars 日が沈んでく夏の街、人々は車を停める配達人は親切で、少女たちは愛らしくて、バー…

サマータイム/佐藤多佳子(1990)

「スプーンの上のゼリーは、まるで透きとおった色ガラスのかけらのようなんだ!」 佐藤多佳子の「サマータイム」を再読。うん、やっぱり良いなあ。力強い、右手だけのサマータイム! この佐藤多佳子という人は、言葉のセンスが良いですね。いや、良いという…

サマー・ハイ/シャムキャッツ(2011)

空に唄えば シャムキャッツというバンドの2ndシングルですね。発売した時分に、どこかのブログで知って買いました。この曲を知ってから、「サマー・ソルジャー」を知ったので僕が言ってもなんとも言えない感じですけど、間違いなく「サマー・ソルジャー」の…

Gibson SG

なぜだか、弟がギブソンのSGを持っていたので弾いてみました。 さっぱりとした音が鳴るんですね。良いギターだと思います。 ちなみに僕はギターが下手です。

風の歌を聴け/村上春樹(1979)

「人並み外れた強さを持ったやつなんて誰もいないんだ。」 村上春樹のデビュー作、「風の歌を聴け」を久しぶりに読みました。 読みたくなって、本棚を探したけれど見つからなかったので文庫版を買いました。久しぶりに読む「風の歌を聴け」は、以前読んだと…

Noel Gallagher’s High Flying Birds フェスティバルホール 04.07

ノエル・ギャラガーのソロ・プロジェクト「ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ」の来日公演に行きました。大阪フェスティバルホールは初めて行きましたが、美しい劇場だと思います。でもこの会場、あまりロックとかそういうのには向いてないよ…

夏と冬の奏鳴曲/麻耶雄嵩(1993)

「わたしはなんでも知ってるのよ」 麻耶雄嵩の「夏と冬の奏鳴曲」を読みました。まさしく傑作であり、怪作でした。が、怪作すぎてまともな感想が書けへん・・・とりあえず麻耶雄嵩の作品は京都が舞台だったりキーワードとして出てくることが多いので、京都生…

星降り山荘の殺人/倉知淳(1997)

「デートに居酒屋を使うのは避けたほうがいいですね」 「星降り山荘の殺人」を読了。閉ざされた別荘での殺人という、王道かつ僕が大好きなシチュエーションのミステリです。先に記事をアップした「虚無への供物」の感想において、ミステリだからこそ登場人物…

虚無への供物/中井英夫(1964)

「物見高い御見物衆。君たちは、われわれが洞爺丸の遺族だといっても、せいぜい気の毒にぐらいしか、考えちゃいなかったろうな。」 三大奇書の1つ、中井英夫の「虚無への供物」を読了。奇妙な一家「氷沼家」を舞台として繰り広げられる殺人劇は、ミステリの…

地獄の奇術師/二階堂黎人(1992)

「お養父さん。これは、並大抵の敵ではないかもしれませんね」 二階堂黎人のデビュー作、「地獄の奇術師」を読了。多分というか、ほぼ確実に僕は美少女探偵というのに弱いんだと思う。大好きなんだと思う。「隻眼の少女」が大好きなのも、みかげが魅力的であ…

Yの悲劇/エラリー・クイーン(1932)

「そう。わたしは最初からかかわるべきではなかったのです。 どうか帰らせてください」 本格ミステリ屈指の傑作といわれる「Yの悲劇」を読了。私の頭脳では腑に落ちないというか、理解できない点も残してはいますが、新本格といわれるジャンルの作家達の作品…