煎餅に関する私の意見
煎餅はおいしい。だがその中でもとくにおいしい、優秀な煎餅が存在する。
たとえばこれ、田丸弥の「白川路」
まさしく、職人の技が凝縮された「おいしい煎餅」の代表格だろう。
なぜ美味いか。それは胡麻が使われているからである。諸君も御存じのように胡麻は食材の旨みを引き立たせ、さらに全体の味のバランスを整える効果もある。また、胡麻の香りによって食べる前に鼻孔を落ち着かせ、より味を舌で感じやすくする。
胡麻にばかり言及したが当然のごとく他の材料のバランス・味付けも完璧であり、ほのかな甘みと胡麻の苦みが混ざり合い、まさしく和菓子ならではの甘さをかもしだしている。昨今、洋菓子ばかり食べるようになってしまった諸君は、3時のおやつにこういうものを食べるべきではないか。熱いほうじ茶を淹れ、それといっしょに白川路をいただく。それこそが日本人の3時のおやつというものではないのか。
そんなことよりぷっちょおいしい