ギャングスター・ナンバー1
狂気、狂気のギャング映画。主人公の狂気っぷりはすごいよ。
とりあえずね、主人公の役者がすごいと思った。あの狂いっぷりは素晴らしい演技だと思います。車の中で口をこう、グオーッて開ける表情にはゾッとしました、はい。
バリッと決めたスーツやらギャングたちの雰囲気、所作など全体的になんだかかっこよくて、テンポもいいんで退屈せずに観れる感じです。何よりやっぱり主人公の役者がスラッとしててギラギラしててカッコイイ。
ただ最後の方がなんとも・・・。なんなん、主人公、君は結局愛が欲しかっただけなん?それだけなん?って思ってしまうシーンもあった。けどまあ、違うんでしょう。そうではないんでしょう。憧れたフレディへのねじれた感情が色々あったんでしょう。
しかし何はともあれ、この映画の魅力はとにかく主人公の狂気だから。あの狂いっぷりはかなり素晴らしいですよ。
アマゾンでレビュー読んでると、『時計じかけのオレンジ』を意識してるとか影響受けてるとか書いてあって、ああなるほどなあと思いました。年老いてからのギャングスター(主人公)は『時計じかけのオレンジ』の主役の役者なんですね。