ユグドラシル/BUMP OF CHICKEN
部屋を暗くして聴け
バンプオブチキンの4thアルバムで、藤原基央の書く曲はやはり特別だということを確信できる1枚・・。「車輪の唄」みたいな曲を書ける歌えるロックバンドてのはとても貴重ではありませんか?
「ジュピターの方がいいよねー」なんて思いながら久しぶりにこいつをプレイヤーにセットするとこれがまためちゃくちゃ良い。個人的には「乗車権」「Sailing day」「レム」はそんなに好きではないんですけど、はい。
さて、まずオープニングのインストナンバー「asgard」から「オンリーロンリーグローリー」に流れ込むときの疾走感が良い。そして「ギルド」「embrace」。ここだ。ここは部屋を暗くして聴け。必ずだ。良い気分になれるから。たぶん。いや別に強制はしませんけども。
ていうかこのアルバムは暗い曲だらけってわけでもないのに、なぜか私のイメージとしては暗い。だから部屋を暗くして聴いて欲しいのだ。なんとも言えない気分に浸って欲しいのだ。
アルバムは最後にハイライトとも言える「fire sign」「太陽」「ロストマン」の大名曲3連発で終わりへと向かう・・。うむ、やはりこのアルバムは暗い。ロストマンの最後でチラッと光を見せる感じになってはいるが結局のところ暗い。それが良いところなのだ。
さあ、「jupiter」よりも高い視点から暗く描かれたこの「ユグドラシル」を聴いて君もボケーッとしよう。部屋を暗くしてプレイヤーにCDをセットしよう。